美容師に相談し、髪形を変えただけで納得
進行する薄毛に慌てる
抜け毛が増えたなと思った時にはすでに遅く、
おでこのちょうど上辺りがスカスカになっていました。
薄毛は進行性のある症状というのは知っていたので、
すぐに近所のドラッグストアに駆け込み、
まずは育毛剤を購入しました。
育毛剤、シャンプーでは効果が出なくて
育毛剤で薄毛の完全な回復は難しいとは思っていましたが、
それでも抜け毛を減らしたり進行を遅らせることが出来ると
思っていました。
けれど、育毛剤を使っている間にも抜け毛は増えていき、
育毛剤を使っていた3ヶ月の間でさらに薄毛が進行して
しまいました。
どうすればいいのかとかなり焦りましたが、
それでもなにかをしなくてはどんどん薄毛になってしまうので、
それからネットで販売されていた薄毛に効くという
シャンプーを使い始めました。
好きな女性からアドバイスを得られた
少しだけでも効果を発揮してくれたらという願いもまた届かず、
逆に髪の毛を洗う度に抜け毛が増えていってしまいました。
もうなにをしても無駄で、このまま薄毛が進行していくだけ。
そう思うと、ただ溜息を吐くことしか出来ませんでした。
そんな薄毛に対して後ろ向きになり、落ち込んだ気分で日々を
過ごしていたところ、
僕にとって人生の転機といえる出来事が起こりました。
なんと31年生きてきて初の彼女が出来たのです。
彼女は僕の2歳年上で、寛容のある優しい女性でした。
ある日、髪の毛の話になり冗談交じりで薄毛について話すと、
「私はそんなに気にしないけど、気になるならヘアスタイルを
変えてみたら。
そうやって真ん中から分けてるから気になるんじゃない？」と
ヘアスタイルの変更を提案してくれました。
薄毛になってからヘアスタイルについて考えたことは
1度もありませんでした。
ただどうにかしなければという思いだけが先行していたからだと
思います。
美容室で薄毛を話して髪形を変える
そこで僕は彼女の言葉に勇気をもらい、
最近通っていた千円カットではなく、
ずいぶんと久しぶりに美容室へと足を運びました。
薄毛の状態で美容室へ行くのはかなり緊張しましたが、
薄毛のことを話し、薄毛が目立たない髪型にして欲しいと
お願いすると、スタイリストは笑顔でお任せ下さいと
引き受けてくれました。
スタイリストが提案してくれたのはツーブロックでした。
上の髪の毛に動きが出やすくなるので、
それで薄毛部分を上手くカバー出来るとのことでした。
もちろん僕に異論などなく、スタイリストの技術に全てを
任せました。
完成したヘアスタイルは僕が思っていた以上に良く、
薄毛も上手に隠すことが出来ていました。
この喜びを一番に伝えたのはもちろん彼女です。
彼女も僕の髪型をとても気に入ってくれました。
このヘアスタイルを変えたのを機に、薄毛に対しての
後ろ向きな気持ちはすっかりなくなりました。
こうやって薄毛を認め、その時の自分が充実して生きていける
ような方法を取っていこうと決めました。
職場でも新しいヘアスタイルは評判が良く、
プライベートだけでなく仕事も以前より前向きに
行えるようになりました。
